住み替えのデメリット6選|失敗しないために知っておきたい注意点と対策まとめ

住み替えの流れとお金
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あや
あや

注文住宅から注文住宅への住み替えを目指して、家の売却活動中のあやです。

住み替えって、なんだかワクワクしますよね。

「もっと暮らしやすい家にしたい」

「子供が過ごしやすい間取りに」

「理想の家事動線を叶えたい」

そんな前向きな気持ちで、我が家も注文住宅から注文住宅への住み替えを始めました。

でも、住み替えに実際動き始めて、調べたり体験することで感じたのは、住み替えは想像以上に大変で、想定外のこともたくさんあるという現実でした。

調べていくと、住み替えで後悔したという声も少なくありません。

「もっと準備しておけばよかった」「こんなにお金がかかるなんて・・・」と、途中でつまづいてしまうケースも。

この記事では、実際に住み替え途中の私が考える「住み替えのデメリット」を6つ厳選してお伝えしたいと思います。

くわえて、それぞれの対策もしっかり紹介していきますので、これから住み替えを考えている方の不安解消や計画づくりの参考になれば嬉しいです。

  1. 住み替えのデメリット①住み替えには、想像以上にお金がかかる
    1. 住み替えにかかる費用の例
      1. どれぐらい手出しで必要?
    2. 【対策】資金計画を考える際のポイント
      1. 売却にかかる費用は売却代金から支払うイメージで計画する
      2. 購入時や住み替え全体で必要な「手出し現金」も余裕をもって準備する
      3. 節税対策は専門家に相談する
      4. 二重ローンのリスクも視点におく
  2. 住み替えのデメリット②工程が多く、手間や時間が思った以上にかかる
    1. 特に注文住宅の住み替えはやることが多い!
    2. 思っている以上に時間もかかる
    3. 手間も時間もかかる。だからストレスも・・・。
    4. 【対策】住み替えでかかる手間や時間、ストレスへの対処ポイントとは?
      1. 信頼できる不動産会社・建築会社を選ぶこと
      2. 家族で役割分担する
      3. 余裕をもったスケジュールを組む
  3. 住み替えのデメリット③住み替えの進め方次第でリスクも|売り先行・買い先行・同時進行
    1. 住み替えの進め方ごとの特徴と主なリスク
    2. 売り先行のリスクは住み替えが思うように進まない、仮住まいがストレスに
    3. 買い先行のリスクは資金面でつらくなることも
    4. 同時進行のリスクはうまくいかないと、仮住まいや資金計画が崩れる可能性も
    5. 【対策】住み替えの進め方を考える際のポイント
      1. どの進め方にも一長一短あり。それぞれを見比べ自分たちにあった選択を!
  4. 住み替えのデメリット④住み替えには見えないストレスがつきもの
    1. よくある住み替えに対してのストレスの要因
    2. 【対策】住み替えでかかるストレスにどう向き合う?
      1. 住み替えにストレスを感じるのは自然なことと受け止める
      2. 大変なのは自分だけじゃないと知る
      3. 完璧を目指さず、専門家に頼る
      4. ToDoリストやスケジュール表で「見える化」する
      5. 家族・夫婦でこまめに状況を共有し合う
  5. 住み替えのデメリット⑤周囲の理解が得られにくい
    1. 【対策】住み替えへの周囲の理解が得られない場合のポイント
      1. まずは「なぜ住み替えたいのか?」を自分の中でしっかり整理しておく
      2. 「今の家を手放す=失敗ではない」という前向きな気持ちを持つ
      3. 「住み替えはライフステージに合わせた前向きな選択」として説明する
      4. 理解が得られにくそうな人には、結果が見えてきてから話すという選択肢も
  6. 住み替えのデメリット⑥近所にバレるリスク
    1. 【対策】住み替えが近所にバレるリスクとどう向き合う?
      1. 事前に信頼できるご近所には一言伝えておく
      2. ネット掲載時に”外観写真をぼやかす”などの相談も可能
  7. 住み替えにはデメリットもある。でも「それでも住み替えたい!」という思いは大切に!

住み替えのデメリット①住み替えには、想像以上にお金がかかる

注文住宅から注文住宅への住み替えは、売却と購入の両方でさまざまな費用がかかるため、資金計画がとても重要です。

住み替えにかかる費用の総額はケースによりますが、数百万単位になることが多く、特に注文住宅は高額になる傾向があります。

住み替えにかかる費用の例

費用項目金額の目安備考
仲介手数料売却価格の約3%+6万円+税売却・購入それぞれにかかることも
登記関係費用数万円〜20万円程度抵当権抹消、所有権移転登記など
売却と購入両方で発生する
印紙税数千円〜数万円売買契約書に貼付
ローン完済手数料数万円繰上げ返済や抵当権抹消にかかる費用
引越し費用10万〜30万円前後仮住まいを利用する場合は×2回の可能性も
仮住まい家賃月8〜15万円程度地域や期間により変動
新居の住宅ローン諸費用50万〜100万円程度融資手数料、保証料、保険料など
火災保険料10万〜30万円前後建物・地震保険など含む
外構・家具家電50万〜300万円以上新居の設備や購入物によって変動
譲渡所得税数十万円〜数百万円売却益が出た場合。節税対策が重要

どれぐらい手出しで必要?

この中で、「現金で用意する必要がある手出し費用」は、売却益が出ない場合、100万円〜300万円程かかるケースが多く、想定外の出費のなりやすい点に注意が必要です。

逆に、売却益が十分にあれば、売却代金から仲介手数料などを支払うことができるため、現金負担を大幅に抑えられます。

【対策】資金計画を考える際のポイント

売却にかかる費用は売却代金から支払うイメージで計画する

仲介手数料やローンの残債返済、諸費用などは基本的に売却代金で支払われるため、売却価格の見込みをしっかりイメージして予算を考えましょう。

購入時や住み替え全体で必要な「手出し現金」も余裕をもって準備する

仮住まい費用、引越し費用、登記費用、火災保険料などはローンに組み込めないことが多いため、現金での支払いが必要です。

住宅ローンに組み込める費用は金融機関やローンの種類によって異なります。具体的にどの費用がローンに含められるかは、利用予定の銀行やローン担当者に事前に確認しておくと安心です。

節税対策は専門家に相談する

譲渡所得税や住宅ローン控除、その他税制優遇の活用により、負担を軽減できる可能性があります。

税理士や不動産会社の担当者に早めに相談しましょう。

二重ローンのリスクも視点におく

売却が遅れたり購入が先行したりすると、ローンの負担が二重になる期間が発生します。金融機関とよく相談し、返済計画を練ることが必要です。

あや
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これからの住み替えを安心して進めるために、費用面の不安はできるだけ早めに解消しておくことをおすすめします!

住み替えのデメリット②工程が多く、手間や時間が思った以上にかかる

住み替えは、新しい暮らしへのワクワク感がある一方で、実際には「とにかくやることが多い」と感じる方がとても多いようです。

特に注文住宅への住み替えとなると、打ち合わせや手続き、仮住まいの準備まで、とにかく手間も時間もかかると言われています。

特に注文住宅の住み替えはやることが多い!

注文住宅への住み替えでは、次のような工程があり、住み替えの進め方によっては同時進行しなければいけない可能性も。

  1. 不動産会社選び・家の売却活動(内覧対応含む)
  2. 売却契約・引渡し準備(書類やローンの完済手続きなど)
  3. 仮住まいの手配(賃貸契約・引越し準備)
  4. 新居のハウスメーカーや工務店との打ち合わせ・間取り決定
  5. 各種契約・ローン審査・登記関連の手続き
  6. 引越し(最大2回)
  7. 外交・家具・照明などの新生活の準備

とにかく、工程が多いため、仕事や子育てをしながらの対応はかなりの負担になります。

思っている以上に時間もかかる

特に注文住宅の新築は、完成までに6ヶ月〜1年ほどかかることが一般的。

それに加えて、

  • 売却活動に数ヶ月(物件によっては半年以上)
  • 仮住まいの入退去手続き
  • ハウスメーカーとの打ち合わせは10回以上に及ぶことも

住み替えにトータルで1年以上の時間がかかるケースも少なくありません。

手間も時間もかかる。だからストレスも・・・。

住み替えは「売って、買って、引っ越す」というシンプルな流れに見えて、実は各ステップで無数のやり取りや段取りがあります。

売却のための写真撮影、内覧調整(家の掃除)、契約書類・・・購入側では土地探しから打ち合わせまで・・・。

それぞれに時間がかかるだけでなく、「同時進行で管理する(進め方によって)」という点も、精神的な負担になることが予想されます。

【対策】住み替えでかかる手間や時間、ストレスへの対処ポイントとは?

信頼できる不動産会社・建築会社を選ぶこと

タスクをスムーズに進めてくれたり、相談しやすい担当者がいれば、負担がグッと軽くなります。

家族で役割分担する

全部を一人で抱え込まず、夫婦や家族で「担当分け」をして負担を分散しましょう。

余裕をもったスケジュールを組む

特に子育て中・共働き家庭などは、「急がない住み替え計画」がおすすめです。

あや
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事前に住み替えは時間や手間がかかることを理解しておけば、ストレスを少しでも減らすことができます。

住み替えのデメリット③住み替えの進め方次第でリスクも|売り先行・買い先行・同時進行

住み替えでは、「売却」と「購入」のタイミング調整がとても重要ですが、これが想像以上に難しいのが現実です。

どちらを先に進めるかによって、抱えるリスクや不安も大きく変わってきます。

住み替えの進め方ごとの特徴と主なリスク

進め方特徴主なリスク
売り先行先に今の家を売却してから、新居を探す家が売れないと次に進めない/仮住まいが必要になる可能性あり
買い先行先に新居を契約・購入してから、今の家を売るダブルローンの可能性/売却額が予想より低く赤字になるリスク
同時進行売却と購入を並行して進めるスケジュール調整が複雑/どちらかがうまくいかないと全体が崩れる恐れ

売り先行のリスクは住み替えが思うように進まない、仮住まいがストレスに

例えば「売り先行」の場合、まずは今の家を売ることから始めますが、なかなか売れなければ新居の計画も進められず、焦る気持ちに悩まされることも。

また、今の家を売ってから新居を建てるとなると、新居が完成するまでの仮住まい期間が長くなりがちです。

注文住宅は土地探し・設計・建築と、完成までに少なくとも半年以上かかることも。長期間の仮住まい生活や二重の引越しは、想像以上に負担になります。

買い先行のリスクは資金面でつらくなることも

「買い先行」の場合、土地が見つかって注文住宅の計画が進んでいても、今の家が売れなければローンが通らなかったり、ダブルローン状態になってしまったりと資金面のリスクが大きくなります。「先に建て始めたものの、売却が難航して苦しくなってきた・・・」というケースも珍しくありません。

同時進行のリスクはうまくいかないと、仮住まいや資金計画が崩れる可能性も

「同時進行」の場合、うまくいけば理想ですが、売却と新居の土地契約・建物着工などを同時に動かすのは難易度が高く、スケジュールの調整がとてもシビアになります。

売却が遅れれば、ダブルローンになってしまったり、新居の完成が遅れると仮住まいを避けられなくなります。

【対策】住み替えの進め方を考える際のポイント

どの進め方にも一長一短あり。それぞれを見比べ自分たちにあった選択を!

どの進め方にも一長一短があり、「この順番で進めれば絶対に安心」という正解はありません。

自分たちの資金状況や優先順位に合わせて、どのリスクなら許容できるかを見極めることが大切です。

進め方向いている人
売り先行資金に余裕がない/次の家が未定/仮住まいOK
買い先行手元資金がある/今の家がすぐ売れそう/仮住まい不可/学区を変えたくない
同時進行売却と購入のスケジュールがうまく調整できそう/調整力や判断力に自信がある人
あや
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我が家は資金面のリスクをできるだけ避けたいため、「売り先行」で住み替えを進めています。

▼住み替えの3つの進め方についての詳しい記事はこちら

住み替えのデメリット④住み替えには見えないストレスがつきもの

住み替えは人生の大きな転機となります。ワクワクする反面、想像以上に心身に負担がかかる場面もよくあります。

住み替えを経験した人からは「こんなに大変だと思わなかった」という声も。その背景には次のような”見えにくいストレス”が積み重なっていることが多いようです。

よくある住み替えに対してのストレスの要因

ストレスの内容具体的な例
売る・買うのタイミングが難しい「どちらを先に?」という判断のプレッシャー。売却が遅れれば購入に進めず、購入が先なら売れなかった時の不安も。
お金の心配がつきまとうローン残債、諸費用、仮住まいの家賃や引越し費用など、想定外の出費が重なりやすい。
手続きや準備が多くて大変不動産会社とのやりとり、契約、住宅ローンの手続き、荷造り…進めるべきことが多すぎて頭がいっぱいに。
家族や生活への影響が大きい子どもの転校、通勤時間の変化、仮住まいでの生活など、暮らし全体に影響が出ることも。
気持ちが落ち着かない「この判断で大丈夫?」「ちゃんと売れる?」と常に選択を迫られ、不安と向き合い続ける毎日。

【対策】住み替えでかかるストレスにどう向き合う?

住み替えにストレスを感じるのは自然なことと受け止める

住み替えはお金、生活、家族に関わる一大イベント

緊張や不安を感じるのは当たり前です。まずはその気持ちを否定せず、受け入れることから始めましょう。

大変なのは自分だけじゃないと知る

ネットやSNSで他の人の体験談を読んだり、ブログを見たりすると、「自分だけじゃない」と思えて少し気が楽になります。孤独感を減らすだけでもかなり違いますよ。

我が家の住み替えはなかなかうまくいっていませんが、よければ時系列で記事にしているのでこちらの記事を読んでくださいね。

完璧を目指さず、専門家に頼る

全てを一人で背負おうとすると疲れてしまいます。

不動産会社、住宅ローンの窓口、税理士など、頼れるプロに早めに相談しましょう。

ToDoリストやスケジュール表で「見える化」する

頭の中にあるだけでは不安や混乱の元に。やることをアプリや紙に書き出して整理することで、「次に何をすればいいのか」が明確になり、気持ちも落ち着きます。

家族・夫婦でこまめに状況を共有し合う

「話すこと」で不安が軽くなることも。夫婦や家族で今の状況や気持ちを共有すると、お互いの負担が見えやすくなります。

あや
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我が家も逐一、住み替えの状況については夫婦で共有しています。

住み替えのデメリット⑤周囲の理解が得られにくい

注文住宅から注文住宅への住み替えは、人生の大きな決断。そんな大きな変化に対して、家族や友達からは思わず心配や戸惑いの声が上がることがあります。

「せっかく建てた家なのにもったいない」

「今の家で十分」

こんな言葉は、あなたのことを気にかけているからこそ出る反応です。

とはいえ、何度も同じ話をするのは疲れてしまったり、理解されないということもあると思います。

そうした感情のすれ違いをストレスに感じる方もいるかもしれません。

【対策】住み替えへの周囲の理解が得られない場合のポイント

まずは「なぜ住み替えたいのか?」を自分の中でしっかり整理しておく

自分の目的や理由がはっきりしていると、説明もしやすく、気持ちもぶれなくなります。

「今の家を手放す=失敗ではない」という前向きな気持ちを持つ

手放すことは新しいスタートのための一歩。ネガティブに捉えすぎないことが大切です。

「住み替えはライフステージに合わせた前向きな選択」として説明する

家族の成長や生活環境の変化に合わせた自然な流れだと伝えれば、理解も得やすくなります。

理解が得られにくそうな人には、結果が見えてきてから話すという選択肢も

焦って説明しても誤解が生まれることも。タイミングを見て伝えるのもひとつの方法です。

あや
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誰にいつ話すかは、慎重に選んでOKです。無理に全てを打ち明ける必要はありませんし、自分のペースで進めて大丈夫ですよ。

▼我が家の住み替えを周囲に伝えた体験談についての記事はこちら

住み替えのデメリット⑥近所にバレるリスク

売り出しを始めると、近所の人に家を売却していることが気づかれてしまうことがあります。

特に注文住宅は目立ちやすく、ネット掲載された写真から特定されることも。

我が家も、近所の子どもから「家売るの?」と聞かれ、びっくりした経験があります。

その体験談についても、こちらの記事に詳しく買いています。

「なんで引っ越すの?」

「夫婦関係がうまくいかなかった?」

「ローンが?」

と、憶測や詮索が飛び交う可能性もゼロではありません。

もちろん悪気はなくても、こうした声は気になるもの。

子ども同士の関係や、地域活動に参加しているご家庭なら、尚更気を使うところですよね。

【対策】住み替えが近所にバレるリスクとどう向き合う?

事前に信頼できるご近所には一言伝えておく

例えば、「実家の近くに住もうと思って」など、前向きな理由を添えると「トラブルなどではない」と安心感を与えやすいです。

ネット掲載時に”外観写真をぼやかす”などの相談も可能

特定されたくない場合は、事前に不動産会社に伝えておきましょう。

あや
あや

我が家の場合は、ご近所さんとあまり交流がないからというのはあるのですが、「気にしない!」の一択です。

住み替えにはデメリットもある。でも「それでも住み替えたい!」という思いは大切に!

住み替えには確かに、手間もお金も、そして心の負担もつきものです。

実際に進めてみると、「こんなに大変だったなんて」と感じることもあるかもしれません。

でも、その全ては「理想の暮らし」を叶えるための大切な一歩。

今の家があったからこそ見えてきた、「本当の理想の暮らし」があるはずです。

新しい暮らしを思い描きながら、無理せず自分たちのペースで進めていきましょう。

この記事が、そんな住み替えに悩むあなたの背中をすこしでもそっと押せると嬉しいです。

あや
あや

最後まで読んでいただき、ありがとうございました♪

我が家も住み替えが進まず悩んでいる真っ最中です。

同じような方がいれば、お気軽にコメントくださいね。

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